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ブレたとき

白痴・二流の人仕事が一段落して茫然としていた。2週間近くテレビ欄だけ見て、開きもしなかった新聞をひと通りめくって済んだことにする。この2週間で頭ん中がだいぶブレてしまったから、待機中の今日は立ち止まってみようと思う。坂口安吾の『青鬼の褌を洗う女』を読むことにする。安吾の『青鬼の褌を洗う女』は神聖なものだから、寝る前のモーローとした状態でいいかげんに読むのではなく、椅子に腰掛けて姿勢を正して読みたいと思う。安吾は全てを突き放す冷酷さと全てを受け止める温かさがあるけれども、結局は温かい。あるがままだよと言ってくれる。同じ本を繰り返し読むということをほとんどしない私にとっては珍しく数回読んでいる。けれども最後に読んだのはおそらく10年近く前だし、細かいディティールなどほとんど憶えていなく意外と新鮮なところがお得だ。
よい映画を観終わったときのような温かいものに包まれる。何回読んでも。恋愛小説としても素敵すぎる。それにしてもこの温かい余韻を残す結びの部分。虎の皮の褌を洗う女と、調子外れの胴間声の青鬼。改めて、鬼は虎のパンツではなく、褌なんだなと装着された形状を確認してみたりする。映像化したら絶対に感動的には成り得ない画だと思うから、絶対に映画化とかしないで欲しいと思う。だがしかし、この結びの部分がもっとも素敵なワンシーンなのであるのだけれど。
| book | 2006.03.23 Thursday 15:27 |
コメント
こんにちは。お久しぶりです。
ブログがなかなか更新されなかったので体調を崩されたのではと心配してました。
初めてコメントしますね。
恋愛小説としても素敵すぎるのですか。
是非見てみたいですね。
時間が出来たらamazonで購入してみたいと思います。
| 楓音 | 2006/03/24 11:59 PM |
>楓音さま

こんにちは、ご無沙汰しとります。
そしてコメント&ご心配してくださいましてありがとうございます。
blogにしてから自分にしちゃあけっこう調子よく更新してたのですが
やっぱ3月はこの業界は鬼門でさあね
仕事でいっぱいいっぱいになるとどうも更新が滞ってしまいます。
不器用ですから・・・
確かに自分の不甲斐なさにかなり凹んではいましたが
既に復活しております。(早っ)

『青鬼の・・・』は自分的にはかなりグッとくるものがあるのですが
如何せん安吾ですから偏っているかもしれませんで
ご注意くださいませ。
でもホントいいんですけどね。






| slide | 2006/03/25 4:40 AM |
小説とは高校卒業と同時にぷっつり縁が切れてしまいました(笑)坂口安吾は僕にはちょっと敷居が高いですが、機会をみて挑戦してみようと思います。
| くるりん | 2006/03/27 7:41 PM |
>くるりんさま

私も今の仕事に就いてからというもの、
ほとんど読書らしいい読書はしておりませんです。
半年で1冊とかやっていますから。
| slide | 2006/03/27 9:06 PM |
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