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正月のこと
いつもお正月の前になると、母が「もうたいへんだからおせちを作ってこなくていいからね。」と言ってくるのが、気を遣っての言動であるのか、或いは本当に迷惑だから言っているのかが、いまいちかわからず微妙な心持ちになっていたが、昨年末は珍しく「期待している」と言われた。

基本的に、自分の行動を否定されると極端に落ち込み、期待されると調子に乗って頑張る性分であるので、母からの「期待している」というキラキラした言葉を受け、大掃除はだいたいでいい、おせちを頑張ろうという心持ちになった。
しばらくあまり頑張らないでおこうと、昨年は4品しか作らなかったのを、今回はあまり頑張り過ぎずにもうちょっと頑張ろうという体制で、各少なめで10品こさえた。


新年早々、まあいろいろあって、いろいろ考えさせられた新年の幕開けでありました。
『存在の耐えられない軽さ』ってどんなんだったっけなあ・・・

本年もよろしくお願いいたします。
| food | 2013.01.30 Wednesday 14:52 |
年末のこと-魅惑のシュトーレン
昨年のクリスマスはわりと仕事が早いうちに落ち着いたので、余裕ができ、あの肉〜も二種作れたし、シュトーレンもできた。

あの肉〜は、昨年流行に乗って作り始め、やたらめったら何にでも使う自家製塩麹を使ってみたのだけれど、やはり庶民のあの肉〜とは思えない感動の柔らかさを生み出していた。勿論もう一方のあの肉〜もしかり。

シュトーレン、打ち込んで変換すると「首都ー連」とちょっと族な感じでいつも出てくる。
何年か前に、このドイツの庶民のクリスマスケーキに出会ってから、これを作るようになった。

年齢が増すにつれ、あのクリスマスに売っている生クリームこってりの煌びやかなケーキに理不尽なものを感じ始めていた。
だいたい、クリスマスというのは肉料理を二種類こさえるほど調子に乗って作り、そして食べるわけで、ケーキに辿り着くまでに、満腹感は既に120%に達しており、ここであの雪のようなフワッフワ生クリームやらイチゴやらチョコレートでできたお家やらマジパンサンタクロースなどが集結した夢の共演的な世界観で攻めてくるデコラティブなホールケーキがドーン!と出て来きますとです。とりあえずはオ〜!と喜びとも驚きともとれないような微妙などよめきが起こり、これ、入るのか!?と焦る自分に笑ってしまいながらおかしな感じで頑張って食べる、という構図となるのであります。

夫の仕事の取引先の関係で、近所のスーパーから購入するはめになったとはいえ、ホールだからそこそこの値段はしている。これを頑張って食べるという空しさ。
そうかといって、おしゃれなケーキ屋さんのクリスマスケーキはこってりし過ぎないものを提供しているところもあり魅力的ではあるけれど、ホームパーティーを催すなど調子に乗っていない限り、買うのを躊躇する値段なのであります。

そんなクリスマスケーキに疑問を感じ始めたときに、このシュトーレンに出逢ったわけです。
砂糖まみれになった湯たんぽのような、やや雑な感じのお菓子。見た目と味のギャップがかなりのものだった。
バターとブランデーがしっとりと染み込み、ドライフルーツやナッツなどがいっぱい入った、みっちりお菓子。まわりにまぶされた砂糖も絶妙。
ドイツでは、これをクリスマスの一ヶ月前に作り、毎日少しずつスライスして食べながらクリスマスを心待ちにするという、地道な習慣で食するお菓子なのだそうだ。

この日持ちのする、しかも意外に美味しいクリスマスのお菓子は、若くない120%の胃にとても優しい。日本ならクリスマスに作ったとしたら、そこから少しずつスライスして食べながら、お正月を心待ちにするというスタイルがおしゃれなんではないか。

自分の持つレシピで作ると二つできるわけだが、意外に美味しいので、少しずつなど辛抱できず、正月までもつわけがない。
小布施栗の巨大な渋皮煮がはみ出したスペシャルシュトーレンであります。
| food | 2013.01.29 Tuesday 18:33 |
超高級サクランボ
先週のラーメンの日に母が持ってきてくれた。
高級サクランボの出荷を手伝いに行っている方に、はねだし物のおすそ分けをいただいたそうだ。
おすそ分けのおすそ分け。

母曰く「高級サクランボだよ。一粒何っ千っ円っ」

・・・

それはないんじゃないか・・・

一粒何千円だけあってものすごく美味でした。
| food | 2012.04.19 Thursday 21:06 |
キノコを干すと

うま味が増すと『ためしてガッテン』でやっていた。「味がない」「味については特に期待していない」などと囁かれ、地味な存在であったシメジなどが劇的に変わるという。私はキノコの館の住人と呼ばれる程キノコに溢れた環境で生まれ育ったので、このような情報を聞いてしまったらやらずにはおれないだろう。

シメジ、エリンギ、エノキダケと続々と生産した。エノキダケについては、干した物を直に食べると噛めば噛むほどに味が出るようなおつまみ系な食品となり、評判はまずまずだった。
シメジとエリンギについては、日々の食生活に追われ、干し上がったらすぐさま煮物やなんぞに取り急ぎ投入して使ってしまうため、未だうま味が増したかどうか実感できない。が、歯ごたえはものすごくいい。劇的に変わって、料理の中の食感の楽しさ出し係、食物繊維係として調子に乗って何にでも投入してしまう。

イヤいつの間にか主旨が変わっている‥‥というかもともとの「味がない」「味については特に期待していない」という「量産キノコの良さって食感だけではないか」という部分がより強調された結果になってはいないか。一刻も早く味がシビアに出るお吸い物でうま味が増したかどうか確かめて、この量産キノコに定着している世間の意識を払拭しなければならない。

ある日、自慢げに実家にそれらを持って行ってその手法を推奨していたところ母が、干椎茸もそのように自作すればいいではないかという。そうだよね、干椎茸ってちょっとしか入ってないのに高いもんね。
主旨はここで更に大きく変わる。
中国産と違って国産の生椎茸はけっこういい値段だった。他のキノコと一緒に干して数日が経過する中、徐々にわかってきた。椎茸は次第ににシワシワになって縮んで干し上がった頃にはかなりコンパクトになっていた。
わかったこと。干椎茸の値段はそんなもんだった。
| food | 2008.04.17 Thursday 17:23 |
シイの実を食べて縄文人を思う

冬に広島の友人からシイの実をもらった。シイの実はドングリの仲間らしいが帽子をかぶったドングリとはちょっと違うようだ。尖っていて縦に筋が入っている。長野のそこいら辺にはあまり落ちていないように思う。帽子が取れたドングリはなにか残念な感じがするのだが、このシイの実は裸身ひとつで完成された形状をしている。そしてかわいい。
手紙に煎って食べてもごはんに混ぜて炊いてもいいと書いてあったのでとりあえずオーブンで三つほど熱して食べてみた。素朴な味だった。自分がリスになったっぽかった。いや縄文人にとってこれは貴重な食糧だ。
煎る方式は煎りすぎた場合、衝撃的な固さになることが判明し、決して若くはない自分の歯をいたわり玄米と一緒に炊くことにした。炊くまでの段階へは、この貴重な食糧を喰いたいという執念なくしては辿りつけなかっただろう。
フライパンで根気よく煎ってその後亀裂が入った殻を剥くのだが、素手で簡単に剥けるのは数少なく、ほとんどペンチで優しくつぶして剥く。この優しくというのに熟練の技が必要であった。強すぎると身がクチャッとつぶれて残念なことになる。中には中がスカスカカラカラで、爆発して散乱することもしばしば。白い粉が舞い上がった。
炊きあがったシイの実入り玄米ごはんはなかなか美味しかった。シイの実はそのまま食べるより数段美味しかった。甘味を押さえた栗という感じか。
縄文人として20年を生き、また新たな人生を歩んでおられる山崎三四造氏も食していたのだろうか。彼の人生を垣間見ると勇気が湧く。
| food | 2008.04.02 Wednesday 16:13 |
明けましておめでとうございます。やっぱ遅い。

今年のおせちは、中身はどうであれ、ものすごくグレードアップした。それは素晴らしく素敵なお重に入ったから。豪華松竹梅の蒔絵の朱塗りの三段重。うっとり物です。
これはもともと『末広堂』にあった商品で、年末にネットに掲載しようと水漏れ確認していたら、五段重の内の二段が水漏れしていて、やっぱ載せられないねと思いつつ、きれいに洗って眺めれば眺めるほどにこのぬめぬめの艶々の朱色の漆器に引き込まれて、この箱に収まったおせちの完成図など妄想して、どうせ売れないだろうから今年はこのお重を拝借しようなどと考えていた。

その後商品を返しに行ったら、なんと父がこのお重をくれるという。いいんすか?!!そして遠慮なくありがたく頂戴したというわけだ。松の部分は水漏れ地帯だったので竹梅だけだけれど、そんなの関係ねえです。五段分も作ったら私が死んでいるし。

中身はというと、今年は夫が助手として大活躍してくれたので昨年より早く出来上がったような気がした。(注:重に詰める前の気持ち)ちょっと余裕があるような気がした。ウヒョヒョ(注:あくまでも重に詰める前の気持ち)

そのうっかり計算ミスがその後の行く年来る年の夜の私の行く末を大きく変えようなどと、そりゃ三十何年も生きてりゃぁうすうすわかっていたさ。

よせばいいのにもう一品作れると思った。年末にもらった大量のサツマイモを消費しようと思った。栗きんとんを作ることにした。裏ごしがメチャメチャ大変だった。
→栗きんとんできた。さあ詰めるぞ。いや切り分けるぞ。切り分けるぞ。6品あるね・・・
→切り分けた。さあ詰めるぞ。13品あるぞ。三段あるね・・・


有元家のおせち25品元旦の初日の出を見るわけでもなく、いつしか夜は白々と明けていた・・・おそらくアホの域だと思う。
しかし、甘い伊達巻きや岩石卵がチビッコにうけるのを私は知っている。
やっぱりおばちゃんは来年も作るぞう。
(レシピは相も変わらずこの本)

| food | 2008.01.07 Monday 20:10 |
クラッシュだしの冷やし茶漬け

古道具屋『末広堂』の商品を拝借して冷やし茶漬けを作った。「冷凍庫でだいたいに凍らせておいた濃いめのだしをクラッシュした中に、炊き立てごはんをブチ込んで高速で混ぜる」みたいなレシピだったと思う。もっときれいな表現で書いてあったと思うが‥‥。
「高速で混ぜる」とあったが、そんなことをしたらせっかく凍らせただしが溶けきってしまうではないか、それはなんかもったいない。などと思いつき、クラッシュだしをアツアツごはんにぶっかけることにした。
アツアツごはんにクラッシュだしをぶっかけ、焼鮭とミョウガ、三つ葉などの薬味を乗せた。クラッシュだしはジャミジャミとごはんの上に盛り上がった。溶けかかったかき氷のようにも見える。だしで茶色がかっているので、大雪の後の溶けかかった轍(わだち)の雪のようにも見える。たぶんレシピ通りにやっといたら良かったろう。ああそうだろうよ。


見た目は轍の雪茶漬けだったかもしれないが 一応旨かった。アツアツごはんに塩鮭というのはちょっとしょっぱすぎて微妙に苦手なのだが、冷やしただしでいただくと絶妙な塩加減になりとても旨いのであった。

そしてこの染付の茶碗。大きめで茶漬けにするには丁度良いと思った。龍の目もかわいい。本当なら品の良い蒸し物とかが入っていたりするんだろうか‥‥まあいいや
さて、ということで古道具屋『末広堂』の告知でございます。
只今店内全品30%引きをやっております。(8月31日まで)この機会に是非ともご来店くださいませ。
→『末広堂』
| food | 2007.08.25 Saturday 00:49 |
いただきもので生きている[食べ物編]

実家への土産物イクラ
帰省してくる妹達が実家への土産として、或いは何かのおりに贈ってきて間違いなく喜ばれる物として、甘い物の他にこの「イクラ」がある。その度にお裾分けとしてこちらにもやってくるので(イクラが)、私も実に嬉しい。正月もイクラ、来ました。その情報を私は前もって聞いていた。そのため元旦用のおせち料理を作りながら、このおせち料理の横にはイクラの山、などとイメージさえしていたものだが、当日イクラは最後まで登場しなかった。私はきっとイクラはやめたんだろうなぐらいにしか思わずも、家に帰ってから夫に「イクラ出なかったね」と話題にすると、奴は「冷凍庫にイクラの木箱が入っていたのを見た」と云う。実家の冷凍庫を物色していたのか・・・私以上にイクラに執着していた人間がいた。夫婦揃って卑しい。(後日イクラはもらえた)


文旦
柑橘類の王様だと思う。絶妙な甘味と酸味を併せ持つ。香り高く、食べ応えもある。ぶどうの王様である巨峰と1、2を争う旨さだと思う。立派な皮がもったいなくて風呂に浮かべた。微妙に香った。


野菜ジュースパン
DHCの野菜ジュースを一箱いただいた。濃厚だけれど飲みやすく美味しかった。カレーに入れてみたり、デミグラスソース風のソースを作ってみたり、いろいろおもしろく使わせていただいた。パンに入れたら、以前から夢見ていたきれいな黄色のパンが実現した。美しい。


創作キャラクッキー
イラスト描きを職とする友人が休日に作ったとくれた。これはあんたがいつも仕事の合間に落書きしている、自分や私を含む周辺の人間キャラではないか!ホワイトデーにちなんでか、他にも数名分作ったようだ。ハートやブタさんの形や市松模様だったりの、よくある手作りクッキーの概念を打ち破っている。素敵だ。黒い部分の歯ごたえは衝撃的だった。


大人買いケーキ
誕生日にいただいた。こっからここまで一個ずつくださいな的な買い方をしてきたらしい。一人3個半。テンション上がった。


孟宗竹の煮物
実家は孟宗竹の煮物月間で頻繁に食べているらしかった。父が毎晩取り憑かれたようにバクンバクンとたいらげているらしい。先日妹が帰省した際に、私たち夫婦も実家に呼ばれ、その魅惑の筍をいただいた。その晩家に帰ると夫が、筍をもらってきたかと期待に満ちた表情で聞いてくる。残念もらってこなかったよ。
翌日私だけまた実家に行って帰宅するなり、奴は再び期待に満ち満ちた表情でまた云うのだ、筍もらってきたかと・・・。ごめんもらってこなかったっつーの。というかなんという厚かましさ。
数日後、また実家に用事があって行った際に、その熱望ぶりを両親に報告したらば、気を良くした母が翌日筍を宅配してくれた。すいません〜。


皆様いつもごちそうさまでございます。
注:これらはほんの極一部です。
| food | 2007.05.14 Monday 19:08 |
食パンが雑巾臭かった

自慢の自家製天然酵母パン。朝食べようと袋から取り出すと、ほのかに雑巾の香りを放っていた。決して雑巾にくるんで保存しておいたわけではないのだが・・・。週の初めに焼いて、その後バレンタインだなんだと、朝食べる甘い物が絶えなかったため、しばらく放置しておいたからかもしれない。カビが生えたわけでもなし、我慢しきれぬ程の悪臭でもない、問題なく食べる。
こしあんとマーガリンであんバタにする。あんとマーガリンの絶妙なハーモニーに、ほのかに匂い立つ雑巾の香り。最初は、大丈夫かな?食べれるかな?という確認の意味を込めて口に運ぶ前にクンクン嗅いでいたのだが、いつしかそれが、どれもう一回嗅いでみよう、という別の意味を含んでいるのにハッと気付くのだった。
| food | 2007.02.18 Sunday 16:20 |
今日の晩飯はチョコとおでんとかっぱ

バレンタインデーということでバナナチョコレートタルトとマカロンみたいなお菓子を作る。こんな洋菓子らしい洋菓子を作ったのは何年ぶりかもわからない。
いつか作りたいと買ってあったタルトの型と重し、昨年買ったまま封も開けずに放置してあったハンドミキサー。これらを意地でも使ってやろうと、この道具を使うお菓子限定で本から選び出す。どこの世界に道具を基準にバレンタインデーのプレゼントを決める奴がいるんだろうか・・・。ここにいる。
まあぶっつけ本番で作るというのはとても危ないというのはわかっていたが、それなりにいろいろな困難にぶち当たりながら、段取りもグダグダに、それなりに不慣れな人が作った情緒あふれる作品に仕上がる。
そして、この2月14日はバレンタインデーでもあるが、母の誕生日でもあり、この出来上がった異様に甘い贈り物を実家に届けに行った。実家の晩御飯はおでんとかっぱ寿司とケーキであった。おお〜〜。何がおお〜〜かわからないが、その素敵なお祝いに参加し、帰りにはおでんと寿司とケーキをお土産に持たされた。おお〜〜、今日は晩飯を作らなくていい。今日の晩飯はチョコとおでんとかっぱだわよ。
| food | 2007.02.14 Wednesday 23:38 |